リバネスユニバーシティーNEWSグローバル課題を解決するカギになる企業の知財・知識戦略を考える「ディープテック講座」10月開講

グローバル課題を解決するカギになる企業の知財・知識戦略を考える「ディープテック講座」10月開講

2021.08.06

リバネスユニバーシティーの新講座、「ディープテック講座」が10月より開講します。全6回のオンライン参加型で、講師によるインプットに加え、ブレイクアウトルームでのグループワークや実践的なアウトプット課題が設定されています。リバネスユニバーシティーの講座は、専門的なスキル習得ではなく、普遍的に応用可能なマインド・思考・価値観への変化を成果目標としている点が特徴です。

ディープテック講座とは

多様な要因が絡み合って生じている社会課題の解決は、最先端の尖った技術が一つあればなし得るものではありません。課題解決につながる技術を生み出していくには、課題に情熱を持って対峙する個人を核に知識が集積されていく流れを作ること、分野が異なる研究者や技術者どうしを繋いでいくことが重要になります。本講座では、ディープテックの源泉がどこにあるのかを紐解きつつ、知識を集積していくために必要なコミュニケーションやネットワーク構築の戦略について理解します。さらに、集まってきた知識を武器に変えるための知財戦略についても学びます。各講義ごとにディープテックの要素を理解するためのワークを行い、最終的に学んだことを結びつけて参加者個々人が考えるディープテックを形にします。

こんな方におすすめです
・既存事業の延長ではない、新規事業創出に関わる方
・イノベーティブな研究テーマ創出を目指す研究所の幹部候補者
・主体的な新規テーマ提案を期待される中堅社員の方
・課題解決型ベンチャーの発掘、育成に関わる方

参加者が得られること
・知財ではなく知識創造思考へのシフトができる
・飛び地領域で自社のアセットを活かしたソリューション提案に必要な視点を学べる
・自社の領域外の専門知識・専門家の発掘方法がわかる

実施日程:10月31日(日)、11月7日(日)、11月14日(日)、11月21日(日)、11月28日(日)
実施形態:オンライン受講(一部事前・事後課題あり)
受講料:330,000円(税込)
定員:20名限定
申込方法:講座開始前日までに、以下のリバネス ID よりご登録、お支払いください。
リバネスIDエントリーフォーム
※事前にリバネスIDのアカウント作成ならびにログインが必要です。

各回の内容とスケジュール

第1回・10月31日(日) 13:00-17:00
<13:00-15:00>
【ガイダンス】「知識」の集積で生まれるDeep Tech 
特別講演:株式会社リバネス代表取締役グループCEO 丸 幸弘 / 株式会社リバネス代表取締役社長COO 高橋 修一郎

ディープテックは単一のハイテクで成り立つものではなく、ディープイシューを解決しようとする個人と、その個人に紐づいて集積される知識によって生み出されます。本講義では、イシューとテクノロジーをいかに交差させ、生まれたディープテックの種をいかに課題解決につながるテクノロジーへと成長させていくかの大枠を理解します。
<15:00-17:00>
交流会
参加者同士の交流・ディスカッションの時間を設けます。

第2回・11月7日(日) 13:00-15:00
【講義1】アセットを理解し、眠れる技術を顕在化する
スピーカー:株式会社リバネス執行役員 塚田 周平
ディープイシューの解決に繋がる技術は、必ずしも外部から発掘する必要はありません。まず必要なことは自分たちが持っている技術やノウハウ、インフラといったアセットを理解・整理することです。これまで見過ごしていたアセットがディープテックの源泉となります。本講義ではどのようにしてアセットを分解し、イシューに対してどのように活用するか、ワークを通して理解を深めます。

第3回・11月14日(日) 13:00-15:00
【講義2】異分野の知を融合する発想の転換
スピーカー:株式会社ユーグレナ 執行役員 研究開発担当 鈴木 健吾<プロフィール
大企業の研究員、ベンチャー、アカデミアの研究者は、特定の分野に関して一つの側面から見た時のプロフェッショナルである一方で、他の分野の視点から自身の専門性の価値を考える機会はありません。同様に、目の前の科学や技術を二つ以上の立場で考えられるようになった時、異分野の知識の融合が加速し、ディープテックの種が生まれます。本講座では、実例を踏まえながらその発想法について理解を深めます。

第4回・11月14日(日) 15:00-17:00
【講義3】ベクトルを持つ研究者と技術者の仲間を集める
スピーカー:三井化学株式会社 新事業開発センター オープンイノベーション推進室 林田 英樹<プロフィール
知識の源泉であり、課題解決を進める仲間にもなりうるアカデミアの研究者やベンチャー、町工場の技術者はどのようにすれば見つけることができるのか。また、どのようにすれば仲間にすることができるのか。本講座では、発掘に必要な考え方について理解するとともに、研究者らと出会うための場、プラットフォームを活用した発掘を実践します。

第5回・11月21日(日) 13:00-15:00
【講義4】知識戦略と知財戦略
スピーカー:株式会社NEST iPLAB 代表取締役 弁理士 影山 剛士
従来は知財戦略が重視され、知識戦略という考え方自体が存在していませんでした。しかし、ディープテックには知識を集積していく中でコアになる知識が顕在化してきた時に知財として使える武器に変えていく戦略が重要になります。本講座では、知識戦略と知財戦略を一つの仕組みとして理解することを目指します。さらに、知財化に要する時間が長く知財戦略が難しい東南アジア諸国において、高速で知財戦略を進めていく方法について紹介します。

第6回・11月28日(日) 13:00-17:00
【アウトプット課題】その時のベターでまずやってみる「仮説連携トライアンドエラー」
ディープテック講座を通じて学んできた要素を統合し、1つのディープイシューをテーマにどのような科学技術を集積して、どのような仲間と進めていくかを考え、ディープテックのアイデアを各自から発表していただきます。

 

参考図書

ミライを変えるモノづくりベンチャーのはじめ方』実務教育出版 丸 幸弘

ディープテック 世界の未来を切り拓く「眠れる技術」』日経BP 丸 幸弘

 

 

 

 

お問い合わせ
リバネスユニバーシティー事務局(担当:立花、楠)
Email : [email protected]

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