街の食品と工場の残渣からつくる飼料で、地球にやさしいエビ養殖を実現する「サステナブルエビプロジェクト」
2023.05.11
カレッジ/コース
JRE Station カレッジ/エコテックコース2021年度後期
コア技術
藻類由来抽出残渣及び水産副産物を活用した海老養殖飼料の開発
概要
近年、世界的に養殖魚の需要が高まり、養殖用飼料として使用する魚粉・魚油の原料となる漁業水産物の乱獲や魚粉の価格高騰が深刻な問題となっている。本プロジェクトでは、環境に配慮したアップサイクル素材を活用して、サステナブルな養殖用飼料の開発を目指す。特に、魚介類の中でも人気が高い海老に着目し、大手藻類メーカーから排出されるスピルリナ等藻類由来抽出残渣を配合した新規飼料の開発及び海老への給餌試験・生育評価を行う。さらに、街のスーパー、鮮魚店、寿司店等から発生する水産副産物を回収し、魚粉・魚油への加工製造技術を確立することで、既存飼料と比較しても栄養価を下げずに、安価かつ良質な食味を実現できる可能性を検証する。将来的には、開発したオリジナル配合飼料を養殖事業者に販売するとともに、海老専門店等を立ち上げ、出口側での買取保証の仕組みを整備することで、サステナブルな海老養殖を実現する。
メンバー
カフェ・カンパニー株式会社 別府大河
DIC株式会社 中熊大英
弁護士法人内田鮫島法律事務所 杉尾雄一
株式会社リバネス 松原尚子(コミュニケーター)
株式会社リバネス 滝野翔大(コミュニケーター)
※所属はプロジェクト発足時のもの