海藻を育て活用することで豊かな海を育む「海藻コンシェルジュ」プロジェクト
2023.06.08
カレッジ/コース
JRE Station カレッジ/エコテックコース2022年度後期
コア技術
環境移送技術(株式会社イノカ)
概要
現在、日本では様々な地域で海藻が減ってしまう磯焼けが発生している。海藻が繁茂する藻場は「海の森林」と言われるほど、二酸化炭素固定能力が高いのみならず、多くの海洋生物の住処と食料の提供の場として機能している。各地で様々な磯焼け対策が取られているが、根本的な解決には至っていない。
現在は水産重要種の取り組みが多く行われているが、海洋生態系回復にはそこに生息する海藻の網羅的な回復が必要だと考えている。また、ただ増やすだけでなく、適切に有効活用することで、藻場のターンオーバーも促進可能となる。海藻の利用用途は食用利用と有効成分の活用といったごく限定的なものとなっている。
本プロジェクトは、現在あまり着目されていない海藻にも焦点を当て、効率的に育てる技術の確立と食べる以外の新たな使用法を探ることで、海藻全体の有効活用を目指す。
メンバー
株式会社イノカ 勝西菜子
株式会社JR東日本商事 髙木佳緒里
株式会社池田理化 小山智史
株式会社MORESCO 福田勝人
東日本旅客鉄道株式会社 田中希使
株式会社リバネス 滝野翔大(コミュニケーター)
※所属はプロジェクト発足時のもの