リバネスユニバーシティープロジェクトJRE Station カレッジ農地を使わない天然繊維「MossFiber(モス ファイバー)」開発プロジェクト

農地を使わない天然繊維「MossFiber(モス ファイバー)」開発プロジェクト

2023.05.11

カレッジ/コース

JRE Station カレッジ/エコテックコース2022年度前期

コア技術

高速培養した苔の原糸体の繊維化技術(株式会社ジャパンモスファクトリー)(長谷虎紡績株式会社)

概要

昨今、ファッション業界は世界2位の環境汚染産業として、環境への負荷が問題視されています。化学繊維は洗濯するだけでマイクロプラスチックを放出するほか、廃棄する際は焼却による方法が大部分を占めるため、環境汚染につながっています。一方、天然繊維も、マイクロプラスチックは放出しないものの、生産に広大な農地と大量の水を要する点が課題視されています。これらの課題を解決するために求められるのが、「農地を使わずに生産できる新たな天然繊維」です。本プロジェクトは、「MossFiber(モスファイバー)」と名付けた、苔を原料とした繊維の開発でこの課題に挑みます。苔はこれまで観賞用としての用途が中心でしたが、本プロジェクトでは、畑で生産するよりも数万倍早い速度で苔を生産できる高速培養技術を確立。生産時に消費する水の量は蒸散分にとどまるほか、最低1平米程度の場所での生産も可能となるため、前出の天然繊維生産時の課題を解決することができます。これまで広大な農地で大量の水を使用しなければ作れなかった天然繊維を、どこでも生産できるようにすることで「持続可能な繊維」として事業化していきます。

メンバー

株式会社ジャパンモスファクトリー 北條雅康
株式会社ユーグレナ 朝山雄太
長谷虎紡績株式会社 長谷享治
東武不動産株式会社 亀島ちえみ
東日本旅客鉄道株式会社 大沼芙実子
株式会社リバネス 滝野翔大(コミュニケーター)
株式会社リバネス 望月史子(コミュニケーター)

※所属はプロジェクト発足時のもの

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