廃食油回収と教育でインドネシアの河川水質を改善する“Mizu Labプロジェクト”
2024.02.21
カレッジ/コース
JRE Station カレッジ/エコテックコース2023年度後期
コア技術
グリストラップによる効果的な油回収技術および水環境教育技術
概要
西ジャワのブカシ川の水質汚染は、レストランや家庭からの排水が原因の一つとして挙げられる。インドネシアでは揚げ物・炒め物が主流であり、外食文化も盛んなため、外資の外食チェーンが市場の4%を占め、年間207,170.65キロリットルの使用済み食用油(UCO)が発生する。フライヤーに残ったUCOは業者による買い取りやバイオ燃料へのリサイクルが進みつつある一方で、排水に混ざった油は未処理のまま流され、環境への影響や配管の詰まりを引き起こしている。
そこで、「Miz Labプロジェクト」では、排水に混ざった油の回収に有効なグリストラップを設置した飲食店に地域住民が家庭のUCOを持ち込み、飲食店のUCOと合わせて回収業者が買い取る仕組みを提案する。さらに、飲食店を協賛とした科学実験教室を通じて子供たちに環境教育を行い、意識を高めることで積極的にUCOを持ち込む動機づけを行い、油の汚染のないインドネシアの河川の実現に貢献する。
メンバー
株式会社リバネス 村下 千尋
株式会社イノカ 増田 直記
株式会社マイスターズグリット 前沢 浩幸
株式会社リバネス 岡崎 敬(コミュニケーター)
※所属はプロジェクト発足時のもの