リバネスユニバーシティープロジェクトJRE Station カレッジ食品工場から廃棄を無くす「ブレンド茶残渣アップサイクルメソッド構築」プロジェクト

食品工場から廃棄を無くす「ブレンド茶残渣アップサイクルメソッド構築」プロジェクト

2023.06.08

カレッジ/コース

JRE Station カレッジ/フードテックコース2022年度後期

コア技術

飲料残渣からの飼料開発技術

概要

現在、人口増加や気候変動による植物の収穫量の減少、家畜や養殖での飼料の高騰化などにより食を支える基盤が崩れつつある。一方、食品ロスとして日本だけでも年間522万トン(※令和4年6月農林水産省発表の資料より)の食品廃棄物が環境負荷や経済負荷をかけながら廃棄されている。この食品廃棄物は食品工場より多く発生しており、特に飲料工場では、お茶やコーヒーの抽出残渣が大量に発生。これらの残渣は一部肥料や飼料に用いられているが、その多くは産業廃棄物として処理しているのが現状である。その理由として、高効率なアップサイクル方法がないため、各企業の取り組みや設備投資が進まないことが挙げられる。
よって今回、乾燥粉末化、飼料適性調査、有用成分探索の3つのプロセスを通し、抽出残渣から飼料をつくる高効率なアップサイクル方法の確立を進める。本プロセスを応用することで世界中の食品工場から廃棄を無くし、安全な食の提供を目指す。

メンバー

アサヒ飲料株式会社 森口敬介
ティールファシリティーズ株式会社 原田 正和
株式会社リバネス 伊地知聡(コミュニケーター)

※所属はプロジェクト発足時のもの

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