コーヒー文化を楽しみながら生産現場を守る「東京コーヒー栽培」プロジェクト
2023.06.08
カレッジ/コース
JRE Station カレッジ/フードテックコース2022年度後期
コア技術
廃熱等を利用した都市型コーヒー栽培技術
概要
嗜好品として消費されているコーヒーの需要は世界全体で右肩上がりだが、生産者に利益が渡りづらい社会的構造になっている。また、気候変動により、2050年には収穫量が半減するとの予測もあり、フェアトレードと日本国内での生産方法の確立が必要となる。フェアトレードの推進に必要なのは、消費者理解を進めることであり、身近での生産や正しい情報発信をし続けることが重要である。
そこで、本プロジェクトでは工場や駅の廃熱利用やバイオ燃料化したコーヒーかすの活用等、バイプロダクトのアップサイクルも含めた都市型農業としてのコーヒー栽培の確立とコーヒーの収穫などによるコーヒービジネスの理解を促進する体験を提供する。コーヒーの適正な価値が消費者に理解され、適正価格が受容される世界をつくることで、コーヒー農園からカフェやメーカーに至るまで、生産にかかわるすべての人が適切な利益を得ることができ、将来までコーヒーという文化を楽しみ続けられるサステナブルな世界をつくることを目指す。
メンバー
株式会社JR東日本クロスステーション 永井拓磨
江崎グリコ株式会社 鈴木葵
株式会社オレンジページ 黒川あずさ
株式会社シグマクシス 林詢蔵
株式会社リバネス 伊地知聡(コミュニケーター)
※所属はプロジェクト発足時のもの