リバネスユニバーシティー受講生の声③とにかく「やるぞ」という圧倒的環境がある場所
2021.11.30
とにかく「やるぞ」という圧倒的環境がある場所
ミネルバ大学 成松 紀佳さん
自分の時間を「投資する」感覚で集まった異分野の集合体
リバネスユニバーシティーに「先生」や「生徒」の区別は存在しません。職業、立場、年齢を問わず参加可能で、多様な専門性を持ち寄り、互いが学び合うことのできる場になっています。私は大学でも多様なバックグラウンド・モチベーションの学生が集まり、学生が主体となって様々なプロジェクトに取り組んでいます。その点はリバネスユニバーシティーも同様ですが、違うなと感じたのは集まっている人の濃度です。全員が『コトを起こしたい』という思いを持ち、自分の時間を投資する感覚で集まっており、自然と受講者の中からリーダーが現れ、周りを巻き込んでいくのです。スタッフが盛り上げるだけではなく、誰もがリーダーになれる環境になっていると感じました。Slackやチャットによって講義中はもちろん、講義前後に受講者同士で自由にコミュニケーションがとれる環境が整備されており、ディスカッションができたことも継続する力になりました。
アイデアソンやインターンシップとの違い
6月よりスタートした「ブリッジコミュニケーションコース」が最も印象的でした。講座で学んだ思考を活かし、約2ヶ月でベンチャー企業の技術と自分自身の興味をかけ合わせて中高生向けの体験教室プログラムを開発するというプロジェクトです。用意されたプロジェクトではなく、チームで企画書を書き、実際に学校へ営業に行くところからスタートします。0から企画を書いて2ヶ月後には中高生にサービスを提供するというスピード感で自分たちが実装できたことに、本当に驚きました。タイムラインを切って前に進めてくれる、リバネスのコミュニケーターの存在も大きいですが、受講者も含め「やるぞ」という圧倒的な雰囲気があるからこそ実現できたのだと思います。
大学生向けには多様なプログラムが開催されており、私もアイデアソンやインターンシップに多く参加してきました。革新的なアイデアを発表したり、調査して構想したことを提案することももちろん面白いです。一方で「実行する」のは実はあまり経験がありませんでした。その点がリバネスユニバーシティーの最も特徴的な点であり、魅力だと感じています。
学んだのは「自分が足せる価値はなにか」を問う思考
講座を通じて学んだことの1つは、自分が足せる価値を考えることです。受講者、講師、コミュニケーターそれぞれバックグラウンドやパッションが異なり、それぞれにリスペクトする点があります。そういった人たちと活動する中で、「自分に貢献できることはなにか、自分にしかできないことはなにか」という思考が生まれました。
先に紹介した実践ゼミでの企画開発は、「やりたいことを自由に提案」という形ではなく、訪れたチャンスに対して、自分のパッションをかけ合わせて一歩目を決めるというスタイルであったことも、学びになりました。リアルな相手がいるという状態で形にするいうこと、予算や時間などの制約がある中でやれることを最大限やるということ、課題解決を持続可能に進めるためにビジネスをつくるということ。自分の理想を追い求めるだけでなく、様々な要素を加味して実際に作り上げていくという強烈な経験値を得ました。最も難しかったのは、自分たちが絶対に入れたいことは何か、何を残したいのかを決めて、研ぎ澄ましていくプロセスです。足し算ではなく引き算だというのは発見でしたね。だからこそ、「自分は?」を徹底的に問う姿勢が大事なのだと思います。