リバネスユニバーシティーNEWSコース実施報告:ラーニングクリエイターコース

コース実施報告:ラーニングクリエイターコース

2024.03.01

ラーニングクリエイターコース2023は、2023年11月10日から02月16日の期間において実施し、18名の受講生が参加しました。参加者がコースを通じて何を感じ、学んだか、レポートから抜粋してコースの内容をお伝えします。

ラーニングクリエイターコース

「コトづくり」目的とした多様な拠点が全国各地に生まれています。それぞれのビジョンを達成するためには、ハード面だけでなく、多様な視点を調和・統合させ、新たな関係性を創造していく具体的な活動(ソフト部分)を生み出していくリーダー人材が必要です。ラーニングクリエイターは、自身の専門性や情熱を起点に学びの場を創り、学びを通じて人と人の新たな 繋がりを生み出すリーダーです。東京・墨田区を実践フィールドに「まちのにぎわいづくり」に挑む、他にはない実践的なコースです。

最終プレゼン課題:
「まちのにぎわいづくり」に繋がる教育プログラムの企画提案

対象:
・企業・学生等外部と連携した「コトを起こす学びづくり」に関心のある方
・「場」「枠」「ネットワーク」「専門性」を活かして「共創プログラム」をつくれるようになりたい方
・社会とつながった探究活動をつくれるようになりたい先生

実践:

今回受講生が挑んだのは以下の要件で、「学び」を通じて人と人との新たな繋がりを創る、教育プログラムの開発です

  • 自身の「QuestionとPassion」に基づいたコンセプト
  • その企画に関わる大人と子ども両者が「一緒に活動し、互いに新しい学びがある」内容であること
  • 小学生(中学生・高校生)が参加できること
  • 外部の人・場所を巻き込むこと
  • 「継続」できるかたちを考えること

受講生の学び(参加者レポートより抜粋):

新しいことを起こす「学びの場」をつくるラーニングクリエイター

日々、日本人の「勉強」の定義の狭さに疑問を持っており、その一つの解をご提示頂いた気持ちです。何事も「勉強」、おそらく言葉としては「学び」と言った方が正しいのかもしれないです。本来人間は直面した事柄に対してその課題を見出し解決するために考え実行に移す、これを「学び」と呼ぶのだと思います。それらを感じた時に、私の今の段階での「公共空間の定義」に近いなと感じました。日々、公共空間とは何かを考えているのですが、公共空間とは 「立場も地位も関係ない様々な人が自己表現し、それに共感しあった人たちが出会い、新たな価値を生み出すクリエイティブな空間」 と考えています。リバネスさんのプラットホームに近い!と感動しました。

自分の情熱と個のネットワークで面白いことを企てる

ゲストスピーカーの話から、誰も考えたことのないような発想、あるいは考えてはいたけれど誰も行動に移さなかったことを、積極的にやり、さらに事業化するという行動力に圧倒されました。好きなことをとことん追求することは、新しいアイディアを生み出すための近道なのかもしれないと思いました。今回の私たちが行う企画では、彼らに少しでも近づけるようなアイディアが出せれば良いなと考えています。

まず、自分主語での想いの整理をする必要があると感じました。 すなわち、「私は~したい」ということ。 そして、その前提にはある、そう考えたきっかけやそうしたい理由を明確にすることが大切であると。 どうしても「what(何をするのか?)」に視点が寄ってしまいがちですが、「why(なぜしたいのか?目指すものは何なのか?)」から考えていく必要があります。 さらに、ワクワクすることのきっかけになった原体験は何だったのか?という点も。 この点については、イノカの高倉さんのお話を伺い、より実感しました。

異なる世界とつながるブリッジコミュニケーション

ゲストスピーカーの話から、好きなことをやるだけでなく、それを「学び」にしていくが継続化できたポイントなのではないかと感じました。好きなことをやることは、当たり前だと思います。しかし、それを事業という形にするだけでなく、それに学びの要素を追加したことで、みんなの共感を得られ、継続に繋がっているのではないかと思いました。

講義の中であった「つながりは共感を通じて生まれる」、「共感は探すのではなくつくるもの」という言葉にハッとさせられました。人と人とのつながりを考える時、如何に互いが共感できるものを提供できるか考えていこうと思いました。

アンドの発想で両輪を回す「学びの場」とは

失敗も前向きにとらえることは、頭ではわかっていても、自分はメンタルが落ち込むなと感じます。一回ダメだったら、わりとすぐ諦めて、違う発想を始めてしまうのですが、検証を繰り返すことも必要だなと思いました。よく会社の中でも人によってその発想の違いを感じることがあります。まずは失敗すること前提で、いろいろと試すことが今の自分には必要だと感じました。 また、「仮設・検証を“手軽”に繰り返すこと」も、まだまだできていないと思いました。

目標を達成するために、できることから取り組んでいかないといけないと感じた。ここ数ヶ月だけでも、小さな一歩を踏み出すことがいかに大切かを実感する。計画を立ててもなかなかその通りに進まず、方針を変えないといけなくなる。大学院生や教員として研究を行ってきたが、それと似ていると感じる。計画通りに進むことはまず無く、実験をしてうまくいかなければ次にできることを考え、実行しなければならない。

相手の心を動かし、一歩前にすすめるプレゼンテーション

私はこれまで、相手を変えることは難しいというか不可能であるので相手に合わせて自分が変わればいいと思っていたが、自分のアプローチ次第で相手に行動を起こしてもらうことができるのかもしれないと感じました。もちろん人を変えるなんてことは不可能と思っていますが、自分の考えをしっかり開示することにより、相手に行動してもらって、化学反応に繋がるということを学ぶことができました。化学反応を起こすためには自分の伝えたいことを決め切らない柔軟性を持つことが重要ということも非常に勉強になりました。

本コースでは5つのチームで具体的な企画構想をし、最終プレゼンにて企画コンペを実施。2チームが採択されました。3月末に東武不動産株式会社が運営する「ことまちラボ」にて企画を実施します

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