リバネスユニバーシティーNEWSコース実施報告:ブリッジコミュニケーションコース2022

ブリッジコミュニケーションコース2022の講師をつとめた楠です。2022年6月19日から8月21日で全7回を実施しました。参加者がコースを通じて何を感じ、学んだか、レポートから抜粋してコースの内容をお伝えします。

ポイント

1.100年先に思考を飛ばして、「考え方」を変える
2.異質なものに橋を架ける共感的コミュニケーション
3.相手の心を動かすプレゼンテーション
4.個の熱を源泉に発揮し続けるリーダーシップ
5.外に出て知識を集め、発信して仲間を集める

<参加者>

参加者は20代から60代まで、部門も多様な方々に参加いただきました。

大手企業 7名
中小企業・他 1名
ベンチャー 3名
大学院生(特待生)8名
リバネスコミュニケーター 4名

<実施概要>

地球貢献型リーダーの根幹を成すブリッジコミュニケーション力を鍛えるコースです。異なるものに橋をかけ、世界を変えるチームをつくる「ブリッジコミュニケーション講座(全6回)」とブリッジコミュニケーションを実践する「BC実践ゼミ(全4回)」で構成されています。

ブリッジコミュニケーション講座
6月19日(日) 13:00-16:00 (ガイダンス・講義1)
6月26日(日) 13:00-16:00 (講義2〜4)

ブリッジコミュニケーション実践ゼミ
7月03日(日) 13:00-15:00 (第1回)
7月10日(日) 13:00-15:00 (第2回)
7月24日(日) 13:00-15:00 (第3回)
8月07日(日) 13:00-15:00 (第4回)

アウトプット課題
8月21日(日) 13:00-16:00

1.100年先に思考を飛ばして、「考え方」を変える

一番のキーワードは、「100年先に思考を飛ばす」であった。想像できることをやるとそれ以下のことしかできない。研究テーマや自分の事業において、一度「100年先、どういう変化を起こせるか?」に戻って思考していく実践をしていく

弊社では当たり前のように立ちはだかる壁があり、自分の中で勝手に”このプランはさすがに無理だな”と、自分の中で既にあきらめていた事が何度もあった。このガイダンスを聞いて、やり方次第では何とかできるはずとあきらめずに、その壁を突き抜けるために、どう周りを巻き込んで進めていくかというところをこのブリッジコミュニケーションを通じて、学んでいきたい。

2.異質なものに橋を架ける共感的コミュニケーション

交流会や休憩中に周囲の受講者と話したが、自分の仕事や研究を話し合ってそのままフェードアウトすることが多かった。その後に【自分の「〜〜したい」が共感を「つくる」原動力になる】という話を聞いて、まさに自分ができていなかったことだと気づいた。

これまでは新しく会った人と話す際相手の話を聞くことを優先とし、その人を理解しようと努力をしていた。しかし、理解しようとするのではなく、新たに共感点を「作る」と言う考えに非常に衝撃を受けた。

 

3.相手の心を動かすプレゼンテーション

「最後まで付き合ってくれる人が仲間」というのはとても共感できました。今までも「いいね」って言ってくれる人はいても、本当に動いて協力をしてくれる人って限られていてそういった方たちは自分ごとのように一緒に考えてくれていたなって思いました。こういう人をたくさん作っていくためにもプレゼンって重要だと感じました。

1minプレゼンでは書いたことに沿って話を進めたが、話をきれいにまとめようと進めている感が強く、「~したい、なぜなら…」という熱のこもった主張が全くできなかった。これから周りの熱量を借りつつ相手を動かす主張ができるよう実践していきたい。これが私にとってリバネスユニバーシティ参加の大きな目標になると思う。

4.個の熱を源泉に発揮し続けるリーダーシップ

<モチベーションとパッションの違い>これが今日の講義の中で一番ドキッとしました。自身のこれまでの仕事を考えたときに、「事を仕掛ける」ができていたのか。正直自信を持ってそうだと思えませんでした。

リーダ-シップはテーマに合った能力を持っている人が大きく発揮するものだと思っていた。自分の視点からテーマを通してみる地球の課題と他人の視点から見える地球の課題は異なる。多様なリーダーシップを認め合い、視点を広げながら進めることが地球貢献型リーダーに必要な素養の一つだと考えた。私だと分子生物学や眼科、予防といったキーワードがあるが、そういうバックグラウンド、考え方を活かして課題提起していきたいと思う。

 

5.外に出て知識を集め、発信して仲間を集める

講座では理屈的にも理解ができたため、どんな人ともコミュニケーションが交わせると考えていた。しかし実践編になると、意思疎通には膨大なエネルギーが必要であることがわかった。

一連を通して、“共感を得る”と言うことが非常に難しいと痛感しています。私たちのチームで共感したことを周りにも共感してもらい上手く進んでいたように感じていても、共感した後の一週間後にはブレてしまうことがあります。そこにはこのブリッジコミュニケーションで学んだライティングやプレゼンテーションの能力が改めて重要であり、また私たちの考えも根本はブレてはいけないということがわかりました。

分からない、無理そうなことを面白いと感じ、色々な人を巻き込んで、それをどうやったら達成できるかという発想の転換がこれまで長年企業でやってきて、最も印象に残り、これまで取り組んでいなかったことであり、インパクトがあった。無理そうなことに直面した際、そういったことを一歩、立ち止まって考える癖がついた。

本コースでは「次世代とともに未来をつくるプロジェクトを構想する」をテーマに、異業種混成チームでプロジェクトを構想し、5つのプロジェクトが生まれました。そのうち2プロジェクトは半年以内に中学生・高校生を巻き込むプログラムを実施し、活動を一歩前に進めています。

この記事をシェア
体験セミナー受付中