『地球貢献を実現する』ために必要なリーダーとは? そんな大きな問いを掲げ、株式会社リバネスは、2020年12月にリバネスユニバーシティーを開始しました。リバネスのサイエンスブリッジコミュニケーター(SBC)が自ら実践し蓄積してきた、知識プラットフォームを構築するプロセス=知識製造業の本質を分析して、そのノウハウの全てを統合した唯一の人材育成プログラムです。※リバネスユニバーシティーは、学校教育法上で認められた正規の大学ではありません。
地球貢献を実現する
調和:人類だけのためではなく地球のために、異質なもの同士の分断をなくし、循環型社会を実現する
環境破壊、気候変動、あるいは経済格差など、世界には大規模かつ複雑な課題が山積しています。それらの原因をシンプルに表現することはできません。しかし、いずれの課題においても共通する要素が一つあります。それは「バランスが崩れている」ということです。つまり、いかにして「調和」を実現するか、が解決の鍵となります。
調和を実現するための「正解」はまだわかりません。しかし、「異なるもの同士の分断をなくす」それがこれからの時代において非常に重要なスタンスになるはずです。「会社のために」「業界のために」「地域のために」といった分断した視点から一旦距離を置き、あるいは「人類のために」という視点すら超えて、「地球のために」という極めて広い視野で物事を考える必要があるということです。そうした概念を習得し、広い視野を備えた地球貢献型リーダーを育成すること。それがリバネスユニバーシティーの最終的な目的です。
2021年のリバネスユニバーシティーの設立に当たり、私たちが最初に手掛けたのは「地球のために」という視点で、競争型ではなく共生型の視点でビジネスを捉えられる人材育成の場をつくることです。それは、「個人の成長のため」「会社の成長のため」といった閉じた育成ではなく、答えを知っている先生がいるわけでもなく、これからの地球に必要な人材について考えながら組織も業界も年代も関係なくオープンに学び合う場です。そして、各コースで助成金の仕組みが立ち上がり、この学びの場に参加したスタッフ・受講生たちによる、「共生型ビジネスの創業」というチャレンジが始まっています。
「分断をなくす」ことは多様性をなくすことではありません。むしろその逆であると私たちは考えています。全く異なる価値観、思考、専門性を持った人同士が熱を持ってぶつかり合い、化学反応が起こる。それによって新しい化合物が生まれエントロピーが増大するのではないでしょうか。それこそが、大規模で複雑な課題を解決する突破口になるはずです。
こうした思いから、リバネスユニバーシティーは次なる挑戦として、「多様な学びとキャリアをつくる」奨学金の制度を立ち上げます。リバネスユニバーシティーは「人」を通じて科学技術の発展と地球貢献の実現を実現する方法を模索し、自ら新しいプロジェクトを生み出していきます。
その壮大な「実践場」への参加を、お待ちしています。
リバネスユニバーシティーはカレッジ制を採用しています。リバネスユニバーシティーが全体の運営を統括し、各カレッジが個別コースを提供する形です。核となるカリキュラムと「地球貢献型リーダーの育成」という共通のゴールをベースとして、そこに各カレッジ主催企業のアセットを組み合わせることによって、多様性のある学びを実現します。
リバネスユニバーシティーの組織は、アカデミアと産業界の双方を熟知しているメンバーによって構成されています。2つの領域をブリッジすることで多くの課題を解決してきたメンバーが、これからの世界を知識で変えていくみなさんを全面的にバックアップします。