リバネスユニバーシティーコンテンツVision:誰もが事を仕掛ける時代に求められる「概念シフト」

Vision:誰もが事を仕掛ける時代に求められる「概念シフト」

2023.07.26

人づくりを通じて地球貢献を実現する

リバネスは、「科学技術の発展と地球貢献を実現する」という理念を掲げ21年前に大学の研究室に篭って研究に取り組んでいた学生が立ち上げた、研究者集団の会社です。以来、さまざまな分野の研究者が社会課題の解決に取り組んできました。私は設立2年目にインターンとしてリバネスに加わり、以来、他のメンバーと一緒に、懸命に課題解決に向き合ってきました。現在は、「人づくりを通じて地球貢献を実現する」ことを目指し、人材開発事業部の部長を務めています。今回は、「なぜリバネスユニバーシティーを立ち上げたのか」という話をさせてください。

スキルアップではなく、概念シフトが必要

世界は大きく変わっている。これは私だけでなく、皆さんも感じていることではないでしょうか。この大きな変化の中で、これからは、誰もが事を仕掛けることが当たり前になる時代がきます。これまで、組織の中において新しい事を仕掛けるのは一部の人に限られていました。しかし、今後は誰もが事を仕掛ける時代です。意欲や能力のある人材を発掘するのではなく、全ての企業、組織が、「事を仕掛ける人材をどのように育てるか」を考える時代がくるのです。

では、どのように育成すればいいのか。どのような人材育成が必要になるのか。我々は、「スキルアップさせること」ではなく、「概念シフトさせること」が必要だと考えています。

全く異なる文化を通して概念シフトが加速する

「概念シフト」とは例えば、事に仕えるのではなく、事を仕掛けるといった「働き方の概念シフト」や、競争ではなく共生を考えるといった「ビジネスの概念シフト」です。他にも、工場での生産や、銀行等における投資、あらゆる人が集まる駅の「当たり前」が変わったら、結果としてどんな変化が起こるでしょうか。あらゆる仕事に概念シフトを起こす人材を育成することができれば、誰でも自社の固定概念を変え、新しい事を仕掛けていけるはずです。

しかし、一企業、一組織といった同質な文化の中では、概念シフトを起こすことは容易ではありません。皆さんも思い当たる節があるのではないでしょうか。だったら、全く異なる文化の中で多様な人に触れることができる場をつくれば、概念シフトは加速するのではないだろうか。概念シフトを加速するための学びの場が、今こそ必要なのではないだろうか。
これが、リバネスユニバーシティーを立ち上げた理由です。

最初のパートナー企業と立ち上げた「JRE Stationカレッジ」

リバネスユニバーシティーでは、「地球貢献型リーダーを育成する」という目標を掲げ、年間200ものプロジェクトを仕掛け続けているリバネスのノウハウをカリキュラム設計に反映させています。
「異なる存在との間に橋をかけて両者をつなぐ『ブリッジコミュニケーション』の考え方を学ぶ」
「組織の枠を超え、地球貢献を目的にテーマを創出する」
「先生はいない。自ら考えて実践する」
これらはごく一例ですが、いずれもリバネスユニバーシティーが概念シフトを加速する実践場であり続けるために、受講生たちに伝えていることです。

こうしたリバネスユニバーシティーの考え方に賛同し、一緒に学びの場を作ろうと言って下さるパートナー企業が徐々に増えてきました。その最初の1社が、東日本旅客鉄道さんです。「組織のためという概念を超えて、地球のために、共にひとづくりの場を創ろう」という思いの下、2021年に「JRE Stationカレッジ」を開校しました。

JRE Stationカレッジは開校から2年が経ち、さまざまな企業から受講生が集まりました。自らの「当たり前」をシフトさせて新しいアイデアを生み出し、そのアイデアをプロジェクトにし事業化するための取り組みを続けています。これまでに2コース4期を実施し、13のプロジェクトが生まれました。開校以来、カレッジがどのように進化してきたのか、本日のオープンキャンパスで見ていただけると思います。

そして、リバネスユニバーシティーに参加し、我々と一緒に自らの概念シフトを起こし、新しい事を仕掛ける挑戦をしていただければと思います。

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