リバネスユニバーシティーコンテンツ受講生の声:フィールドの真ん中から離れてみたら、見える景色が変わった(日本大学大学院・六尾さん)

受講生の声:フィールドの真ん中から離れてみたら、見える景色が変わった(日本大学大学院・六尾さん)

2023.05.11

フィールドの真ん中から離れてみたら、見える景色が変わった

日本大学大学院 六尾 圭悟さん

六尾さんは2022年度、第1期の特待生としてリバネスカレッジの「ブリッジコミュニケーションコース」「ディープイシューコース(現・QPMIコース)」へ参加し、全てのコースを受講・修了しました。

 

宇宙に関わる仲間を増やしたい

私は小さい頃から宇宙が大好きで、「宇宙と関わり続ける」ことが人生のテーマです。リバネスユニバーシティーに参加したのは、宇宙に興味を持つ仲間を増やしたり、ビジネスについて自分の視野を広げるために、新しい知識を得たいと思ったからです。地球貢献型リーダーというリバネスユニバーシティーのテーマについて、受講前までは「地球貢献=人類の発展につながること」と考えていましたが、森林の再生や海ゴミの削減など、人類のためだけではない視点から課題を発掘して、ビジネスを生み出しながら課題解決をしていくという視点を学びました。現在の宇宙産業の多くは人類への貢献です。今回学んだ視点で、地球貢献のできる宇宙産業を考えてみると全く新しい事業のアイデアが広がりそうで、ワクワクしました。

 

相手の世界に巻き込まれるという新鮮

これまでも、積極的に外に出て活動をしており、宇宙分野の人とつながりを作ることに難しいと感じたことはほとんどありませんでした。しかし、今回リバネスユニバーシティという、異分野・異世代の方との交流は、全く違うものでした。私は「かおり」「バリアフリー」「宇宙」と興味のベクトルが全く違う人と「100年後の未来を描き、共感できるプロジェクトを構想する」ということに挑戦しました。まず、物事の考え方が全然違うことに戸惑いましたし、「面白いね、一緒にやろう」という共感をつくることの難しさを実感しました。宇宙をあまり知らない人に、宇宙を語るのは始めてでしたし、自分がメジャーだと思っていたことも相手が全然知らないという事実も発見でした。チームになるためには、自分の思いだけを通してもだめですし、かといって妥協して相手に合わせてもうまくいきません。始めから要素全てをうまくまとめようとするのではなく、1つのテーマに絞ってみる方がうまくいくというのは意外でした。全く土地勘のないテーマでも、自分の目的や意思を失わずに活動をしていけば思いがけないところで宇宙が繋がるのです。別分野で自分の知識を活かす方法を考えるというとても新鮮な機会でした。

 

自分の軸足は変えず、自分の思考を変えてみる

これまで常に宇宙が自分の思考の中心で、「いかに宇宙好きを増やすか」「宇宙産業を発展させるか」という視点で考えていましたが、全コースを終えた今、「宇宙と他分野産業の共存」という視点が新たに加わりました。農業や健康などまだ宇宙との接点の少ない分野と共存できるようになれば、自然と宇宙が身近なものになっていくと思います。リバネスユニバーシティーの中ではたくさんの気づきがありましたが、中でも大きかったのは、「新しいことを仕掛けている人たちは、最初から成功しているわけじゃない」ということです。周りから「そんなことやっても無駄だよ」と言われることもありますが、そんなことは気にせずやればいい。これからも宇宙への強烈な熱を持ちながらも、異分野に飛び込んでいきたいと思います。

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