リバネスユニバーシティーコンテンツジャーミネーションカレッジ受講生の声:誰もひとりで戦わせない世界を目指して、越境の橋をかける(青山リアルティー・アドバイザーズ株式会社・荒木さん)

受講生の声:誰もひとりで戦わせない世界を目指して、越境の橋をかける(青山リアルティー・アドバイザーズ株式会社・荒木さん)

2025.12.01

 

誰もひとりで戦わせない世界を目指して、
越境の橋をかける

青山リアルティー・アドバイザーズ株式会社
荒木 俊幸さん

※参加コース:キャピタルブリッジコミュニケーターコース

実家の処分に困った経験から、不動産の処分・管理で本当に悩んでいる人を助けられないかと日々考えてきた青山リアルティーアドバイザーズ株式会社(以下、ARA)の荒木さん。
BtoBを中心とした不動産調査業務やコンサルティング業務、不動産の悩みを抱える個人のお客様へのサポートを行いながら、不動産から生ずるすべての問題を解決するための仕組みづくりに取り組んでいる。2025年に開講されたキャピタルブリッジコミュニケーションコース(以下、本コース)を通じて、「伴走」という引き出しが増えたと語る荒木さんの、コースでの学びとその後に迫る。

 

行き場を失った不動産に向き合って

立地の良い不動産は処分・管理・運用がしやすい。一方、山林や田畑、地方の不動産等は、売却する難易度が高く、価格がつかないことや購入希望者がいないことがある。築年数の経過した建物の場合、そのままでは倒壊の危険性があるため解体をしたほうが良いが、解体には莫大な費用がかかるため、結局そのまま放置されてしまうケースが多い。多くの不動産会社は、かかる労力に対して利益が見合わないとして、こうした案件を敬遠するのが実情だ。
荒木さんも実家の売却にあたりこの現実に直面した。誰に相談してよいかわからず、ひとりで何とかするしかなかったという。「本当に悩まされている人たちの課題を解決できる仕組みをつくりたい」という想いを胸に仕事に励んでいた折、ARAの社長から本コースを紹介された。ベンチャーと縁がなかった荒木さんは、自分が参加してよいのかと悩んだ。しかし、不動産問題を解決するためには業界の常識を越えた発想が必要だと考え、社会課題の解決に挑むベンチャーの姿勢から必ず学べることがあると確信し、参加を決意した。

 

孤独に寄り添うことは伴走者にしかできない

 壮大なビジョンを熱く語る起業家の姿に、最初はどこか現実味がないと感じたという荒木さん。しかし、回を重ねるごとに、理想を信じ抜き、愚直に挑戦を積み重ねる彼らの姿が見えてきた。「本当に社会を変えるのは、こうした信念の強さと粘り強さだ」と気づくと同時に、彼らも孤独に戦っていることを知った。隣で共に走る存在がいることが、どれほど支えになるか、その意味を深く学んだ。
この越境経験は仕事でも大いに活きたという。ある日、取引先の方から「独立しようと思うが、どうすべきか悩んでいる」と相談を受けた。何でも自分ひとりでやろうとする彼を見て「自分が伴走者としてやるときだ!」とスイッチが入った。本コースで紹介されたリーダーシップに関する動画を見せ「ひとりでいたら何も起こらないけど、見ている人がいたらコトは動き出すんだよ。」と声をかけた。彼が本当にやりたいことは何か。本コースで学んだ思考サイクル(QPMIサイクル)などのフレームも活用し、「寄り添いながら一緒に考える」という伴走を続けている。

 

不動産から生ずるすべての問題を解決するために

本コース最終日、荒木さんは「多くの人、企業とともに不動産に関連する問題をすべて解決する」と宣言した。「お客様もベンダーも、ひとりで戦う人をつくらない」という決意が込められている。不動産から生ずる問題を単独で解決しようとすることは困難であり、仲間や協力者が必要だ。お客様の課題を「自分ごと」として捉え、業種や立場を越えて協働することで、解決できる課題の幅や深さが何倍にも広がる、と荒木さんは語る。
不動産から生ずるすべての問題を解決するために。キャピタルブリッジコミュニケーターとしての荒木さんの挑戦は、「越境の橋渡し役」として人と人、企業と企業をつなげていくだろう。

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