リバネスユニバーシティーコンテンツジャーミネーションカレッジ受講生の声:課題意識と情熱で事業会社の力を引き出す「伴走者」への挑戦(フォーカスシステムズ・山根さん)

受講生の声:課題意識と情熱で事業会社の力を引き出す「伴走者」への挑戦(フォーカスシステムズ・山根さん)

2024.06.07

ファイナンスブリッジコミュニケーターコース受講生の声

課題意識と情熱で事業会社の力を引き出す
「伴走者」への挑戦

株式会社フォーカスシステムズ
経理部
山根 勝彦さん

 

※参加コース:ファイナンスブリッジコミュニケーターコース

 

ベンチャーと事業会社をつなぐ「伴走者」に求められるのは財務の知識だけでなく、ベンチャーへの共感と事業会社のアセットを活用したフルコミットの支援だ。FBCコースはその心構えを学ぶ場。フォーカスシステムズ社の経理・財務部門に所属し、CVCの取締役を兼任する山根氏はコース受講を機に、「伴走者」としての挑戦を始めた。

 

財務の知識だけでは越えられない壁

中小企業の財務をサポートする税理士事務所勤務の経験から、山根氏はベンチャー企業の財務体質の弱さを指摘する。「社長って営業畑の人が多くて、ファイナンスや数字に疎い人が多いんですよね」。だが、いくら財務の重要性を訴えても、一朝一夕には理解を得られない。「FBCコースでは投資にまつわる知識をガッツリ学べると思っていました。でも実際はそうじゃなくて、まずは社長の『熱』に共感すること。一緒に走ること。安心感が大事なんですよね」。財務の知識を身につけてもらうことは重要だが、FBCコースで学ぶうちにそれだけでは不十分だと気づいたのだ。 「社長の思いに寄り添い、二人三脚で課題に取り組む。それが伴走者の役割だと悟りました」。山根氏はFBCコースを通じ、知識を押し付けるのではなく、共感と寄り添う姿勢が欠かせないと学んだのである。

 

事業会社のアセットを総動員したフルコミット支援

「弊社にはITのリソースがあり、ネットワークを活かした支援もできる。それらを総動員すれば、もっと効果的な支援ができるはず」山根氏は自身のスキルと経験だけでなく、所属企業の持つアセットを最大限活用することの重要性を再認識したという。ベンチャーの成長を後押しするには、人的ネットワークも含めたフルコミットが不可欠だ。だからこそ、山根氏は伴走者側のQP(Question & Passion)も大切だと力説する。山根氏自身のQPは、「ベンチャー企業の財務体質の弱さ」という問題意識と、「ファイナンスの力で成長を支援したい」という情熱だ。伴走者自身の問題意識と情熱によって、事業会社の力を引き出し、ベンチャーの成長を後押しすることができるのだ。

 

 “自分ゴト化”し、ベンチャーと一体になる

FBCコースで山根氏が特に印象に残ったキーワードは「伴走」と「自分ゴト化」だった。「支援って言うと、どこか上から目線に聞こえますが、本コースでは『一緒に汗をかこう』と何度も言われるんです」。机上の空論ではなく、身をもってリアルな課題に向き合う。その姿勢は、中小企業の財務支援に携わっていた山根氏だからこそ、腹落ちする部分があったのかもしれない。 コース修了時、山根氏はFBCとしての決意を次のように宣言した。 「ファイナンスをわかりやすく伝え、活用してもらいベンチャーが成長できる社会環境を育てる」。この宣言からは、財務の知識を押し付けるのではなく、ベンチャー企業に寄り添いながら、社会全体でベンチャーを育てていこうという強い意志が感じられる。「正直、最初は懐疑的だったんです。でもあの熱量に触れて、私もベンチャー伴走への情熱が呼び覚まされました」。自らも泥臭く、ベンチャーと伴走する。FBCコースで得たその決意は、山根氏の血肉となったようだ。

 

キャピタルブリッジコミュニケーションコース(旧ファイナンスブリッジコミュニケーターコース)の詳細はこちらをご覧下さい

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